畜産職試験過去問解説32-2020年度No.31

過去問は

農林水産省畜産系技術職員の採用について:農林水産省

https://www.maff.go.jp/j/joinus/recruit/2tikusan/index.html

から入手できます。

 

上記の過去問の解説を書いていきますが、あくまでも個人の勉強用に作成したものなので、誤記については責任を負いかねます。また、記載に問題があった場合には記事を削除することもございます。ご承知おきください。

 

No.31 脂質代謝に関する記述の〔A〕〔B〕〔C〕に該当する語句の組合せとして正しいのはどれか。

 

家畜・家きんの片田に蓄積している脂肪を構成するトリアシルグリセロールは、飼料に由来するものと炭水化物やアミノ酸から体内で合成した脂肪酸に由来するものに分けられる。牛や豚では脂肪組織が主な脂肪酸を合成するが、鶏では〔A〕で脂肪酸が合成される。なお、鶏では〔B〕が重要な脂肪酸合成の基質であるが、牛などの反芻動物では〔C〕が基質となる。

 

1.A筋肉、Bグルコース、C乳酸

2.A筋肉、Bリン脂質、C乳酸

3.A肝臓、Bグルコース、C乳酸

4.A肝臓、Bリン脂質、C酢酸

5.A肝臓、Bグルコース、C酢酸

 

 

正答

 

畜産職試験過去問解説31-2020年度No.30

過去問は

農林水産省畜産系技術職員の採用について:農林水産省

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No.30 ルーメン微生物に関する記述の〔A〕、〔B〕、〔C〕に該当する語句の組合せとして正しいのはどれか。

 

成牛の第一胃内は、多様な微生物による生態系となっており、この生態系は、飼料の変化などに起因する第一胃内環境の変化に影響される。第一胃内で生成する揮発性脂肪酸のほとんどは〔A〕から吸収される。一般的に繊維成分に富んだ粗飼料を主体に給与すると〔B〕の割合が高くなり、濃厚飼料の給与量を多くすると〔C〕の割合が高くなる。

 

1.A小腸、B酢酸、Cプロピオン酸

2.A小腸、B酢酸、C乳酸

3.A胃壁、B酢酸、Cプロピオン酸

4.A胃壁、B酪酸、C乳酸

5.A胃壁、B酪酸、Cプロピオン酸

 

 

正答

 

揮発性脂肪酸は酢酸、プロピオン酸、酪酸の3種類がメインで生成するものであり、エネルギー要求量の70%を占めているといわれている。また小腸で吸収されるのはタンパク質を分解してできたアミノ酸である。

畜産職試験過去問解説30-2020年度No.29

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農林水産省畜産系技術職員の採用について:農林水産省

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NO.29 反芻動物の消化に関する記述ア、イ、ウの正誤の組合せとして正しいのはどれか。

 

ア.消化の特徴は、哺乳動物が有する通常の消化酵素では分解できない多糖類(リグニン以外)を第一胃内のルーメン微生物による嫌気的発酵作用で分解し利用できることである。

イ.摂取した飼料中のタンパク質は、微生物体のタンパク質合成に利用され、増殖した微生物体は消化管で消化され蛋白質減として利用される。

ウ.唾液の分泌量は1日当たり成牛で100~190Lと大量であり、唾液は酸性で緩衝作用が高いため、ルーメン微生物にとって良好な環境を作り出している。

 

1.ア正、イ正、ウ正

2.ア正、イ正、ウ誤

3.ア正、イ誤、ウ正

4.ア誤、イ誤、ウ正

5.ア誤、イ正、ウ誤

 

 

正答

 

ア、イ 正答

ウ.唾液の分泌量は1日当たり成牛で100~190Lと大量であり、唾液はアルカリ性で緩衝作用が高いため、ルーメン微生物にとって良好な環境を作り出している。

畜産職試験過去問解説29-2020年度No.28

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NO.28 種雄牛の飼養に関する記述ア、イ、ウの正誤の組合せとして正しいのはどれか。

 

ア.種雄牛の栄養管理は、繁殖牛や肥育牛に比べて容易であるが、過肥は採精に悪影響を及ぼすことから、養分摂取量が過多とならないよう注意が必要である。


イ.種雄牛は、おおむね48か月齢で成熟時体重に達するので、48か月齢以降は維持に必要な要求量を基本に個体の栄養状態を観察しつつ飼養する。


ウ.種雄牛を放牧繁殖牛群に自然交配用のまき牛として利用する場合は、育成時に放牧馴致するとともに強健な肢蹄を作ることが重要である。

 

1.ア正、イ正、ウ正
2.ア正、イ正、ウ誤
3.ア正、イ誤、ウ正
4.ア誤、イ誤、ウ正
5.ア誤、イ正、ウ誤

 

 

正答

1 全て正

畜産職試験過去問解説28-2020年度No.27

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NO.27 家畜・家きんの温度環境に関する記述ア、イ、ウの正誤の組合せとして正しいのはどれか。

 

ア.幼齢の豚や鶏の適温域は、成畜に比べると高く幅が狭いため、温度管理は成畜よりも徹底して行う必要がある。

イ.鶏には汗腺がないため、暑熱時には熱性多呼吸(パンティング)がよくみられる。

ウ.豚の汗腺は良く発達しており、暑熱時には主に発汗により放熱を行う。

 

1.ア正、イ正、ウ正
2.ア正、イ正、ウ誤
3.ア正、イ誤、ウ正
4.ア誤、イ誤、ウ正
5.ア誤、イ正、ウ誤

 

 

正答

2.ア正、イ正、ウ誤

 

ウ.豚の汗腺は退化しているため、暑熱時は体温調節ができない。

 

畜産職試験過去問解説27-2020年度No.26

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NO.26 性に関連する遺伝に関する記述ア、イ、ウの正誤の組合せとして正しいのはどれか。

ア.XまたはZ染色体には常染色体と同様に性に関係のない遺伝子も多数含まれており、性染色体は一方の性ではXY又はZWのようにヘテロ型である。性染色体に含まれている遺伝子は性別によって多少異なった遺伝様式を示す。X又はZ染色体上の遺伝子による遺伝を従性遺伝という。
イ.性染色体ではなく常染色体上に位置している遺伝子の中で、同じ遺伝子でありながら雌雄により形質の発現が異なる遺伝子による遺伝を伴性遺伝という。
ウ.性染色体の構成は、哺乳類ではXX染色体を持つものは雌となり、XY染色体を持つものは雄となる。鳥類では、逆に雄はZZ型で、雌はZW型となる。

1.ア正、イ正、ウ正
2.ア正、イ正、ウ誤
3.ア正、イ誤、ウ正
4.ア誤、イ誤、ウ正
5.ア誤、イ正、ウ誤


正答
4

ア.XまたはZ染色体には常染色体と同様に性に関係のない遺伝子も多数含まれており、性染色体は一方の性ではXY又はZWのようにヘテロ型である。性染色体に含まれている遺伝子は性別によって多少異なった遺伝様式を示す。X又はZ染色体上の遺伝子による遺伝を伴性遺伝という。

イ.性染色体ではなく常染色体上に位置している遺伝子の中で、同じ遺伝子でありながら雌雄により形質の発現が異なる遺伝子による遺伝を従性遺伝という。

ウ.正答

畜産職試験過去問解説26-2020年度No.25

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No.25 家畜の遺伝子に関する記述ア、イ、ウの正誤の組合せとして正しいのはどれか。

 

ア.DNAを構成する成分のうち塩基は、アデニン(A)、チミン(T)、シトシン(C)、グアニン(G)の4種類である。

 

イ.DNAの塩基配列は、細胞が必要とするタンパク質の情報を蓄積しており、転写と翻訳の過程を経てタンパク質が合成される。

 

ウ.遺伝子の構造は、スプライシングで取り除かれるエキソンと遺伝子情報をコードしている領域であるイントロンとが交互につながっている。

 

1.ア正、イ正、ウ正

2.ア正、イ正、ウ誤

3.ア正、イ誤、ウ正

4.ア誤、イ誤、ウ正

5.ア誤、イ正、ウ誤

 

 

正答2

ア.正答

イ.正答

ウ.遺伝子の構造は、スプライシングで取り除かれるイントロンと遺伝子情報をコードしている領域であるエキソンとが交互につながっている。