畜産職試験過去問解説16-2020年度No.15

できる限り1日1問ずつ畜産系技術職員過去問解説をしていきます。

 

過去問は

農林水産省畜産系技術職員の採用について:農林水産省

https://www.maff.go.jp/j/joinus/recruit/2tikusan/index.html

から入手できます。

 

上記の過去問の解説を書いていきますが、あくまでも個人の勉強用に作成したものなので、誤記については責任を負いかねます。また、記載に問題があった場合には記事を削除することもございます。ご承知おきください。

 

No.15 牛の発情の記述として正しいのはどれか。

 

1.発情期にはスタンディングが観察されるが、この行動は発情牛以外でも観察されるため、マウンティングを指標として発情を判定する。

2.雌牛の発情行動に栄養状態の影響はほぼみられないが、乳用牛は肉用牛より発情持続時間が長い。

3.発情期にはエストロジェンの影響で子宮内膜の充血と浮腫が認められる。また、直腸検査により子宮の収縮が触診できる。

4.発情期には落ち着きがなくなるとともに、乳量低下や食欲の増進がみられる。

5.分娩後100~120日の生理的な無発情期間があり、この間に子宮は妊娠前の状態に修復される。

 

 

答え

3

 

1.発情期にも観察されるが発情牛以外にも観察されるのはマウンティング、そのためスタンディングを指標として発情を鑑定する。

2.雌牛の発情行動に栄養状態の影響が大きく関係する。

3.正答。

4.発情期は落ち着きがなくなるとともに、乳量低下や食欲の低下がみられる。

5.異常がなければ分娩後40日までに発情する。子宮の修復は40日から60日で完了する。