畜産職試験過去問解説24-2020年度No.23

過去問は

農林水産省畜産系技術職員の採用について:農林水産省

https://www.maff.go.jp/j/joinus/recruit/2tikusan/index.html

から入手できます。

 

上記の過去問の解説を書いていきますが、あくまでも個人の勉強用に作成したものなので、誤記については責任を負いかねます。また、記載に問題があった場合には記事を削除することもございます。ご承知おきください。

 

No.23 和牛の品種とその説明の組合せとして正しいのはどれか。

 

ア.黒毛和種

全国各地で飼育される日本の代表的な肉用種である。毛色は黒色。在来牛をもとに外国種を交雑せずに産肉性を改良した品種で、肉質が優れていることが最大の特徴である。

 

イ.褐毛和種

熊本県高知県において、渡来していた朝鮮牛にスイス原産のシンメタール種を交雑して改良した品種。毛色は黄褐色。他の和種に比べ増体量が大きく、肉質では黒毛和種にやや劣るが、耐暑性に優れ、粗飼料の利用性が高い。

 

ウ.無角和種

山口県で飼われていた在来牛にオーストラリア原産のアバディーン・アンガス種を交雑して改良した品種。毛色は黒色で無角。成長速度が速く、早熟、早肥であり、粗飼料の利用性が高い。

 

エ.日本短角種

岩手県青森県にまたがる旧南部藩の在来南部牛にイギリス原産のショートホーン種を交雑して改良した品種。毛色は褐色。体格は和種のうちでは大型。粗飼料の利用性が高く、野草を採食する能力に優れ、山地放牧に適している。

 

1.ア、イ

2.ア、ウ

3.イ、ウ

4.イ、エ

5.ウ、エ

 

 

正答

4

 

ア.黒毛和種

全国各地で飼育される日本の代表的な肉用種である。毛色は黒色。在来牛をもとに外国種の美点を一部取り入れる形で改良した品種で、肉質が優れていることが最大の特徴である。(ex,脂肪交雑の高い霜降)

 

イ.正答

 

ウ.無角和種

山口県で飼われていた在来牛にスコットランド原産のアバディーン・アンガス種を交雑して改良した品種。毛色は黒色で無角。成長速度が速く、早熟、早肥であり、粗飼料の利用性が高い。

 

エ.正答