畜産職試験過去問解説31-2020年度No.30

過去問は

農林水産省畜産系技術職員の採用について:農林水産省

https://www.maff.go.jp/j/joinus/recruit/2tikusan/index.html

から入手できます。

 

上記の過去問の解説を書いていきますが、あくまでも個人の勉強用に作成したものなので、誤記については責任を負いかねます。また、記載に問題があった場合には記事を削除することもございます。ご承知おきください。

 

No.30 ルーメン微生物に関する記述の〔A〕、〔B〕、〔C〕に該当する語句の組合せとして正しいのはどれか。

 

成牛の第一胃内は、多様な微生物による生態系となっており、この生態系は、飼料の変化などに起因する第一胃内環境の変化に影響される。第一胃内で生成する揮発性脂肪酸のほとんどは〔A〕から吸収される。一般的に繊維成分に富んだ粗飼料を主体に給与すると〔B〕の割合が高くなり、濃厚飼料の給与量を多くすると〔C〕の割合が高くなる。

 

1.A小腸、B酢酸、Cプロピオン酸

2.A小腸、B酢酸、C乳酸

3.A胃壁、B酢酸、Cプロピオン酸

4.A胃壁、B酪酸、C乳酸

5.A胃壁、B酪酸、Cプロピオン酸

 

 

正答

 

揮発性脂肪酸は酢酸、プロピオン酸、酪酸の3種類がメインで生成するものであり、エネルギー要求量の70%を占めているといわれている。また小腸で吸収されるのはタンパク質を分解してできたアミノ酸である。