畜産職試験過去問解説36-2020年度No.35

過去問は

農林水産省畜産系技術職員の採用について:農林水産省

https://www.maff.go.jp/j/joinus/recruit/2tikusan/index.html

から入手できます。

 

上記の過去問の解説を書いていきますが、あくまでも個人の勉強用に作成したものなので、誤記については責任を負いかねます。また、記載に問題があった場合には記事を削除することもございます。ご承知おきください。

 

No.35 サイレージに関する記述として正しいのはどれか。

 

ア.サイロに材料を詰め込み後、サイロ内が好気的になると、材料に付着していた乳酸菌が活動することにより糖から乳酸を生成し、pHが上昇する。

イ.発酵過程において、乳酸の生成量が不十分であると、嫌気性の酪酸菌が増殖し、酪酸が多量に生成される。酪酸を多量に含むサイレージは悪臭をもち、養分の損失も大きい。

ウ.サイロを開封後、二次発酵によりサイレージが発熱し急速に変敗することがある。これを抑制するには、サイレージ材料を加圧しすぎないことや、酵母やカビを添加する方法がある。

エ.サイレージの発酵品質の評価法として、酢酸、プロピオン酸、酪酸、揮発性塩基態窒素含量などを分析して評価するV-スコアが使われている。

 

1.ア、イ

2.ア、ウ

3.イ、ウ

4.イ、エ

5.ウ、エ

 

 

正答

ア.サイロに材料を詰め込み後、サイロ内が嫌気的になると、材料に付着していた乳酸菌が活動することにより糖から乳酸を生成し、pHが低下する。

 

イ.正答

 

ウ.サイロを開封後、二次発酵によりサイレージが発熱し急速に変敗することがある。これを抑制するには、サイレージ材料をしっかり加圧することや、酵母やカビの増殖を抑制する方法がある。

 

エ.正答