畜産職試験過去問解説67ー2019年度No.16

過去問は

農林水産省畜産系技術職員の採用について:農林水産省

https://www.maff.go.jp/j/joinus/recruit/2tikusan/index.html

から入手できます。

 

上記の過去問の解説を書いていきますが、あくまでも個人の勉強用に作成したものなので、誤記については責任を負いかねます。また、記載に問題があった場合には記事を削除することもございます。ご承知おきください。

 

No.16 牛の受精卵移植関連技術に関する記述として正しいのはどれか。

 

1.過剰排卵誘起に妊馬血清性腺刺激ホルモン(PMSG、eCG)を用いる場合、卵胞刺激ホルモン(FSH)に比べて血中半減期が短いため反復投与が必要となる。

2.過剰排卵誘起は、卵胞が発育を開始する発情期に合わせて薬剤の投与を開始するのが一般的である。

3.生体からの受精卵の採取は、バルーンカテーテルを用いた非科学的な手法が主流であり、カテーテルの風船部分を膣内で膨らませて固定する。

4.受精卵移植に用いる移植器は、シース管をかぶせて使う人工授精用精液注入器に類似のもののほかに、先端部からカテーテルが伸びることにより子宮深部に受精卵の注入が可能な移植器がある。

5.凍結受精卵は、受卵牛が黄体期であればいつ移植しても受胎率に差はないため、省力的かつ効率的であり、国内では凍結受精卵を移植する割合が多い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正答

 

 

1.過剰排卵誘起に妊馬血清性腺刺激ホルモン(PMSG、eCG)を用いる場合、卵胞刺激ホルモン(FSH)に比べて血中半減期長いため反復投与が必要ない

2.過剰排卵誘起は、排卵の発情期に合わせて薬剤の投与を開始するのが一般的である。

3.生体からの受精卵の採取は、バルーンカテーテルを用いた非科学的な手法が主流であり、カテーテルの風船部分を子宮内で膨らませて固定する。

4.正答

5.凍結受精卵は、受卵牛の発情周期に合わせて融解、移植が行えるため、省力的かつ効率的であり、国内では凍結受精卵を移植する割合が多い。