畜産職試験過去問解説70ー2019年度No.19

過去問は

農林水産省畜産系技術職員の採用について:農林水産省

https://www.maff.go.jp/j/joinus/recruit/2tikusan/index.html

から入手できます。

 

上記の過去問の解説を書いていきますが、あくまでも個人の勉強用に作成したものなので、誤記については責任を負いかねます。また、記載に問題があった場合には記事を削除することもございます。ご承知おきください。

 

No.19 繁殖に関連するホルモンに関する記述の〔A〕、〔B〕、〔C〕、〔D〕、〔E〕に該当する語句の組合せとして正しいのはどれか。

 

下垂体由来の〔A〕の合成と分泌は、視床下部から分泌される〔B〕の刺激により促進される。成熟した雌において、〔A〕は卵巣の〔C〕に働いてその発育を促し、〔D〕と共同でエストロジェンの分泌を刺激する。一方、成熟した雄においては、〔A〕はアンドロジェンと協力して〔E〕からの精子の離脱を促進し、精子形成を進展させる。

 

 

A

B

C

D

FSH

GnRH

卵胞

LH

セルトリ細胞

FSH

LH

黄体

GnRH

セルトリ細胞

LH

GnRH

卵胞

FSH

ライディッヒ細胞

LH

FSH

黄体

GnRH

ライディッヒ細胞

FSH

GnRH

卵胞

LH

ライディッヒ細胞

 

 

 

 

 

 

 

 

正答

畜産職試験過去問解説69ー2019年度No.18

過去問は

農林水産省畜産系技術職員の採用について:農林水産省

https://www.maff.go.jp/j/joinus/recruit/2tikusan/index.html

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上記の過去問の解説を書いていきますが、あくまでも個人の勉強用に作成したものなので、誤記については責任を負いかねます。また、記載に問題があった場合には記事を削除することもございます。ご承知おきください。

 

No.18 牛の体外授精に関する記述として正しいのはどれか。

 

1.採卵方法は、と畜場由来の卵巣を用いる方法のほかに、生体内から卵子を採取する経腟採卵方法があるが、牛の生産現場で利用されているのは、と畜場由来卵巣を利用する方法のみである。

 

2.採取した未成熟卵子は、20~24時間の成熟培養により、受精可能な第二減数分裂中期まで培養する。

 

3.体外受精に用いる精液は、精子に受精能を獲得させるために、パーコール処理をしておく必要がある。

 

4.体外受精卵は、体外授精後2~4日間の体外発生培養を行い、胚盤胞期まで発育させてから凍結や胚移植に利用する。

 

5.体外受精卵は発生過程の培養環境が安定しないため、体外受精卵移植による受精率は体内受精卵に比べて低い

 

 

 

 

 

 

 

正答

2

 

 

 

 

 

 

 

1.どちらの方法も生産現場で使われており、生体内から卵子を採取する経腟採卵方法では高い能力を持つ雌牛の後代を速い段階でより多く生産可能である。

 

2.正答

 

3.体外受精に用いる精液は、精子に受精能を獲得させるために、ヘパリン等を用いる。パーコール処理は生存精子を分離する方法である。

 

4.体外受精卵は、体外授精後6~8日間の体外発生培養を行い、胚盤胞期まで発育させてから凍結や胚移植に利用する。

 

5.体外受精卵は発生過程の培養環境が安定しているため、体外受精卵移植による受精率は体内受精卵に比べて高い。

 

 

 

畜産職試験過去問解説68ー2019年度No.17

過去問は

農林水産省畜産系技術職員の採用について:農林水産省

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No.17 妊娠の維持に関する記述の〔A〕、〔B〕、〔C〕、〔D〕に該当する語句の組合せとして正しいのはどれか。

 

妊娠後半では、〔A〕やめん羊では胎盤から妊娠維持に十分な量の〔B〕が分泌されるが、〔C〕や〔D〕では胎盤からの分泌量が少なく、特に〔D〕では妊娠の維持には卵巣の黄体が必須となる。

 

  〔A〕 〔B〕 〔C〕 〔D〕
1 プロジェステロン
2 プロジェステロン
3 プロラクチン
4 プロラクチン
5 プロジェステロン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正答

 

 

 

畜産職試験過去問解説67ー2019年度No.16

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農林水産省畜産系技術職員の採用について:農林水産省

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No.16 牛の受精卵移植関連技術に関する記述として正しいのはどれか。

 

1.過剰排卵誘起に妊馬血清性腺刺激ホルモン(PMSG、eCG)を用いる場合、卵胞刺激ホルモン(FSH)に比べて血中半減期が短いため反復投与が必要となる。

2.過剰排卵誘起は、卵胞が発育を開始する発情期に合わせて薬剤の投与を開始するのが一般的である。

3.生体からの受精卵の採取は、バルーンカテーテルを用いた非科学的な手法が主流であり、カテーテルの風船部分を膣内で膨らませて固定する。

4.受精卵移植に用いる移植器は、シース管をかぶせて使う人工授精用精液注入器に類似のもののほかに、先端部からカテーテルが伸びることにより子宮深部に受精卵の注入が可能な移植器がある。

5.凍結受精卵は、受卵牛が黄体期であればいつ移植しても受胎率に差はないため、省力的かつ効率的であり、国内では凍結受精卵を移植する割合が多い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正答

 

 

1.過剰排卵誘起に妊馬血清性腺刺激ホルモン(PMSG、eCG)を用いる場合、卵胞刺激ホルモン(FSH)に比べて血中半減期長いため反復投与が必要ない

2.過剰排卵誘起は、排卵の発情期に合わせて薬剤の投与を開始するのが一般的である。

3.生体からの受精卵の採取は、バルーンカテーテルを用いた非科学的な手法が主流であり、カテーテルの風船部分を子宮内で膨らませて固定する。

4.正答

5.凍結受精卵は、受卵牛の発情周期に合わせて融解、移植が行えるため、省力的かつ効率的であり、国内では凍結受精卵を移植する割合が多い。

畜産職試験過去問解説66ー2019年度No.15

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農林水産省畜産系技術職員の採用について:農林水産省

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No.15 家畜・家きんの精子に関する記述として正しいのはどれか。

 

1.家畜の精子のDNAの多くは、ヒストンと呼ばれるタンパク質に巻き付いて高度に凝縮している。

2.家畜の精子の頭部にはミトコンドリアが含まれており、精子の運動に必要なエネルギーを生産する。

3.家畜や家きんの精子の形状はいずれも頭部は扁平な卵円形である。

4.雌家畜の生殖道内に入った精子の生存期間は家畜によって異なり、馬では5~6日間雌生殖道内で生存し、受精能を保有している。

5.鳥の精子は雌の生殖器内での受精能獲得という現象を経て受精することが可能となる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正答

 

1.家畜の精子のDNAの多くは、ヒストンがプロタミンに置換したものに巻き付いて高度に凝縮している。

2.家畜の精子中片にはミトコンドリアが含まれており、精子の運動に必要なエネルギーを生産する。

3.家畜の精子の頭部の形状は扁平な卵円形、家きんの精子の頭部の形状はわずかに湾曲した棒状である。

4.正答

5.鳥の精子精巣上体と精管での受精能獲得という現象を経て受精することが可能となる。

 

畜産職試験過去問解説65ー2019年度No.14

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No.14 家畜の卵子形成に関する記述の〔A〕、〔B〕、〔C〕、〔D〕に該当する語句の組合せとして正しいのはどれか。

 

卵子形成の過程では、〔A〕期に〔B〕が出現し、卵巣皮質において、原子卵胞となる。原子卵胞は〔C〕までの期間に盛んに分裂・増殖するが、やがて〔D〕になり、減数分裂前期の状態で休止期に入る。

 

 

A

B

C

D

胎生

グラーフ細胞

出生時

一次卵母細胞

胎生

卵祖細胞

出生時

一次卵母細胞

性成熟

卵祖細胞

発情

一次卵母細胞

性成熟

グラーフ細胞

発情

二次卵母細胞

性成熟

卵祖細胞

発情

二次卵母細胞

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正答

畜産職試験過去問解説64ー2019年度No.13

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農林水産省畜産系技術職員の採用について:農林水産省

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No.13 鶏の繁殖に関する記述として誤っているのはどれか。

 

1.視床下部では、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)だけでなく、性腺刺激ホルモン放出抑制ホルモン(GnIH)も合成される。

2.精子は高背後に雌の子宮膣移行部の精子細管(精子貯蔵管)に入り、約3週間生存する。

3.プロジェステロンの作用により、子宮膣移行部の精子細管(精子貯蔵管)に貯蔵されている精子の放出が抑制される。

4.受精過程では通常複数の精子卵子に侵入する多精子侵入現象を伴うが、授精に関与する精子1個だけである。

5.鶏における卵子精子の受精部位は卵管漏斗部であるが、牛や豚では卵管膨大部である。

 

 

 

 

 

 

 

正答

 

 

プロジェステロンの作用により、子宮膣移行部の精子細管(精子貯蔵管)に貯蔵されている精子の放出が促進される。