畜産職試験過去問解説63ー2019年度No.12

過去問は

農林水産省畜産系技術職員の採用について:農林水産省

https://www.maff.go.jp/j/joinus/recruit/2tikusan/index.html

から入手できます。

 

上記の過去問の解説を書いていきますが、あくまでも個人の勉強用に作成したものなので、誤記については責任を負いかねます。また、記載に問題があった場合には記事を削除することもございます。ご承知おきください。

 

No.11 牛の分娩に関する記述ア、イ、ウの正誤の組合せとして正しいのはどれか。

 

ア.分娩兆候には、尾根部の陥凹、外陰部の腫脹、乳房の肥大、直腸温の上昇等がある。

 

イ.分娩後12時間を経過しても胎盤が残っている場合には、胎盤停滞とされる。

 

ウ.分娩開始時間を制御する方法のひ1つとして、プロスタグランジF2αPGF2α)を用いた分娩誘起法があり、胎盤停滞予防にも有効である。

 

 

1.ア正、イ正、ウ正

2.ア正、イ正、ウ誤

3.ア正、イ誤、ウ正

4.ア誤、イ誤、ウ正

5.ア誤、イ正、ウ誤

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正答

 

 

ア.分娩兆候には、尾根部の陥凹、外陰部の腫脹、乳房の肥大、直腸温の低下等がある。

 

イ.正答

 

ウ.分娩開始時間を制御する方法の1つとして、プロスタグランジF2αPGF2α)を用いた分娩誘起法があるが、胎盤停滞を引き起こす可能性がある

 

畜産職試験過去問解説62ー2019年度No.11

過去問は

農林水産省畜産系技術職員の採用について:農林水産省

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上記の過去問の解説を書いていきますが、あくまでも個人の勉強用に作成したものなので、誤記については責任を負いかねます。また、記載に問題があった場合には記事を削除することもございます。ご承知おきください。

 

No.11 家畜の繁殖に関するホルモンの記述として正しいのはどれか。

 

ア.エストロジェンとは主に顆粒層細胞と胎盤から分泌されるステロイドホルモンである。胎盤から分泌されるエストロジェンは妊娠後期には乳腺の発達を促す。

 

イ.ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)は妊婦の尿から抽出される糖タンパク質であり、黄体期の牛に投与すると黄体賦活効果が認められる。

 

ウ.アンドロジェンは雄では主に精巣のセルトリ細胞、雌では主に子宮内膜から分泌されるステロイドホルモンであり、雄の二次性徴を発現させる。

 

エ.オキシトシン視床下部から分泌されるステロイドホルモンであり、乳腺平滑筋を収縮させて射乳反射を起こす。また、分泌時の陣痛を起こす。

 

1.ア、イ、

2.ア、ウ

3.イ、ウ

4.イ、エ

5.ウ、エ

 

 

 

 

 

 

 

 

正答

 

ア、イは正答

 

ウ.アンドロジェンは雄では主に精巣のライディヒ細胞、雌では主に内卵膜細胞から分泌されるステロイドホルモンであり、雄の二次性徴を発現させる。

 

エ.オキシトシン視床下部から分泌されるペプチドホルモンであり、乳腺平滑筋を収縮させて射乳反射を起こす。また、分泌時の陣痛を起こす。

畜産職試験過去問解説61ー2019年度No.10

過去問は

農林水産省畜産系技術職員の採用について:農林水産省

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No.10 家畜の発情や交配に関する記述として正しいのはどれか。

 

1.牛の発情持続時間は、栄養状態や季節、年齢、飼養管理などに影響を受けることもあるが、品種内での個体差は小さい。

 

2.豚では、発情開始から39時間が交配適期である。

 

3.牛では、排卵前になると子宮由来のプロスタグランジF2αPGF2α)が増加し、発情行動を呈する。

 

4.馬では、発情持続時間が長く、2週間以上も続くため、発情開始7日目から交配を開始し、発情収量が確認されるまで23日間隔で交配を繰り返す。

 

5.発情周期は、黄体期の有無により完全発情周期と不完全発情周期に分けられ、牛、馬、豚及び羊は完全発情周期を示す。

 

 

 

 

 

 

正答

 

 

1.牛の発情持続時間は、栄養状態や季節、年齢、飼養管理などに影響を受けることもあり、品種内での個体差も大きい

 

2.豚では、発情開始から20~35時間が交配適期である。

3.牛では、排卵前になると成熟卵胞由来のE(エストラジオール)が増加し、発情行動を呈する。

 

4.馬では、発情持続時間が長く、10日以上も続くため、発情開始3日目から交配を開始し、発情収量が確認されるまで23日間隔で交配を繰り返す。

畜産職試験過去問解説60ー2019年度No.9

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No.9 家畜、妊娠期間、精液射出量の組合せとして最も適切なのはどれか。

  (家畜)   (妊娠期間)  (精液射出量)

1.乳用牛  270~290日  50~100ml

2.馬     250~280日  50~100ml

3.めん羊  220~240日  5~10ml

4.山羊    180~200日  0.5~2ml

5.豚     110~120日  200~300ml

 

 

 

 

 

正答

 

 

家畜 妊娠期間(日) 精液射出量(ml)
乳用牛 260~290 2~10
330~340 30~300
めん羊 150 0.5~2.0
山羊 152 0.5~2.0
114 150~500

畜産職試験過去問解説59ー2019年度No.8

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No.8 食肉の加工に関する記述として正しいのはどれか。

 

ア.塩漬とは、食肉に食塩や発色剤などを加え、低温で漬け込むことであり、保水性を高めるなどの効果がある。

 

イ.燻煙は保存性を高めたり、特有の風味を付けるために行われ、広葉樹のチップが一般に用いられている。

 

ウ.わが国で製造・消費されているソーセージの約7割がウィンナーソーセージであり、その製造には豚の腸が用いられている。

 

エ.ひき肉や肉小塊に塩を入れて撹拌し、加熱すると互いに接着して弾力性を示すのは、加塩と加熱により肉から水分が抜けるためである。

 

1.ア、イ、

2.ア、ウ

3.イ、ウ

4.イ、エ

5.ウ、エ

 

 

 

 

 

正答

 

 ア、イは正答

ウ.わが国で製造・消費されているソーセージの約7割がウィンナーソーセージであり、その製造には羊の腸が用いられている。(豚の腸はフランクフルトソーセージ)

エ.ひき肉や肉小塊に塩を入れて撹拌し、加熱すると互いに接着して弾力性を示すのは、ミオシンなどの筋原線維タンパク質が加塩により可視化されて加熱ゲルを形成するためである

畜産職試験過去問解説58ー2019年度No.7

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No.7 堆肥化処理に関する記述として正しいのはどれか。

 

1.家畜排泄物に含まれる有機物は易分解性有機物であるが、堆肥化によりに期待成分に変換することで、土壌に施用した際に土壌が還元状態になることを防ぐことができる。

 

2.堆肥化の目的の1つに家畜排泄物の悪臭成分の分解があるが、十分に酸素を供給すれば、堆肥化の過程でアンモニアはほとんど発生しない。

 

3.適切に堆肥化処理をした場合、温度は約100℃に達することから、ほとんどの病原性微生物や雑草種子を不活化することができる。

 

4.堆肥化を進行させるには水分含量の調節が重要であり、牛糞の場合、副資材を混合し、堆肥化処理前に水分含量を約15%とすることが理想的である。

 

5.堆肥化の収量は腐熟度により判定するが、腐熟度の簡易的な指標として、我が国ではpHを用いることが多い。

 

 

 

 

 

 

 

正答

 

 

1.正答

2.堆肥化の目的の1つに家畜排泄物の悪臭成分の分解があるが、十分に酸素を供給すれば、堆肥化の過程でVFA(揮発性脂肪酸)はほとんど発生しない。

3.適切に堆肥化処理をした場合、温度は約70℃に達することから、ほとんどの病原性微生物や雑草種子を不活化することができる。

4.堆肥化を進行させるには水分含量の調節が重要であり、牛糞の場合、副資材を混合し、堆肥化処理前に水分含量を約50~60%とすることが理想的である。

5.堆肥化の収量は腐熟度により判定するが、腐熟度の簡易的な指標として、我が国では炭素/窒素比を用いることが多い。

畜産職試験過去問解説57ー2019年度No.6

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農林水産省畜産系技術職員の採用について:農林水産省

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No.6 鶏の産卵に関する記述として正しいのはどれか。

 

ア.発生過程において、左右一対の卵巣及び卵管が発生するが、通常は発生途中で左側の卵巣は発達を中止し、右側のみ発達し産卵が始まる。

 

イ.産卵期間中の卵巣においては、通常、1つの黄色細胞と数個の白色小卵胞が存在する。

 

ウ.肝臓で合成された卵黄前駆物質が、血流により卵黄に到達して蓄積することによって卵胞は急速に成長する。

 

エ.産卵鶏には骨髄骨というカルシウムを貯蔵する組織があり、ここから放出されたカルシウムが卵殻の形成に使用される。

 

1.ア、イ

2.ア、ウ

3.イ、ウ

4.イ、エ

5.ウ、エ

 

 

 

 

 

 

正答

 

 

ア.発生過程において、左右一対の卵巣及び卵管が発生するが、通常は発生途中で側の卵巣は発達を中止し、側のみ発達し産卵が始まる。 

 

イ.産卵期間中の卵巣においては、通常、数個~十数個の黄色細胞と数個の白色小卵胞が存在する。