畜産職試験過去問解説25-2020年度No.24

過去問は

農林水産省畜産系技術職員の採用について:農林水産省

https://www.maff.go.jp/j/joinus/recruit/2tikusan/index.html

から入手できます。

 

上記の過去問の解説を書いていきますが、あくまでも個人の勉強用に作成したものなので、誤記については責任を負いかねます。また、記載に問題があった場合には記事を削除することもございます。ご承知おきください。

 

No.24 家畜の交配に関する記述ア、イ、ウの正誤の組合せとして正しいのはどれか。

 

ア.雑種強制とは、品種間交雑F1又は系統間交雑F1において両親の品種や系統よりも強い活力、優れた経済能力を発現する現象であり、雑種強制効果はすべての形質において発現する。

イ.品種間交配は異なる品種間の交配であり、F1は生産が容易で完全な生殖能力をもつ。実用性の高い交配方法であり、2品種間以上の交配によって既存の品種になかった新しい遺伝的変異をもつ集団を作出できる。

ウ.系統間交配は、現在飼養している品種が他の品種に比較して著しく能力が劣っている場合、優れた能力を持つ多品種を数代にわたって交配し、能力の向上をはかる場合に用いられる交配方法である。

 

1.ア正、イ正、ウ正

2.ア正、イ正、ウ誤

3.ア正、イ誤、ウ正

4.ア誤、イ誤、ウ正

5.ア誤、イ正、ウ誤

 

 

正答

 

ア.雑種強制とは、品種間交雑F1又は系統間交雑F1において両親の品種や系統よりも強い活力、優れた経済能力を発現する現象であり、雑種強制効果はすべての形質において発現するわけではない

 

ウ.系統間交配は、他の品種に比べ優れた個体が見つかった場合にこの個体の遺伝子をなるべく高い頻度でもち、共通の特徴を持つような近縁の個体群を作る場合に用いられる。

畜産職試験過去問解説24-2020年度No.23

過去問は

農林水産省畜産系技術職員の採用について:農林水産省

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上記の過去問の解説を書いていきますが、あくまでも個人の勉強用に作成したものなので、誤記については責任を負いかねます。また、記載に問題があった場合には記事を削除することもございます。ご承知おきください。

 

No.23 和牛の品種とその説明の組合せとして正しいのはどれか。

 

ア.黒毛和種

全国各地で飼育される日本の代表的な肉用種である。毛色は黒色。在来牛をもとに外国種を交雑せずに産肉性を改良した品種で、肉質が優れていることが最大の特徴である。

 

イ.褐毛和種

熊本県高知県において、渡来していた朝鮮牛にスイス原産のシンメタール種を交雑して改良した品種。毛色は黄褐色。他の和種に比べ増体量が大きく、肉質では黒毛和種にやや劣るが、耐暑性に優れ、粗飼料の利用性が高い。

 

ウ.無角和種

山口県で飼われていた在来牛にオーストラリア原産のアバディーン・アンガス種を交雑して改良した品種。毛色は黒色で無角。成長速度が速く、早熟、早肥であり、粗飼料の利用性が高い。

 

エ.日本短角種

岩手県青森県にまたがる旧南部藩の在来南部牛にイギリス原産のショートホーン種を交雑して改良した品種。毛色は褐色。体格は和種のうちでは大型。粗飼料の利用性が高く、野草を採食する能力に優れ、山地放牧に適している。

 

1.ア、イ

2.ア、ウ

3.イ、ウ

4.イ、エ

5.ウ、エ

 

 

正答

4

 

ア.黒毛和種

全国各地で飼育される日本の代表的な肉用種である。毛色は黒色。在来牛をもとに外国種の美点を一部取り入れる形で改良した品種で、肉質が優れていることが最大の特徴である。(ex,脂肪交雑の高い霜降)

 

イ.正答

 

ウ.無角和種

山口県で飼われていた在来牛にスコットランド原産のアバディーン・アンガス種を交雑して改良した品種。毛色は黒色で無角。成長速度が速く、早熟、早肥であり、粗飼料の利用性が高い。

 

エ.正答

 

畜産職試験過去問解説23-2020年度No.22

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農林水産省畜産系技術職員の採用について:農林水産省

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No.22 牛胚の凍結保存法に関する記述の〔A〕、〔B〕、〔C〕に該当する語句の組合せとして正しいのはどれか。

 

牛胚の凍結では、グリセリンエチレングリコールといった耐凍剤を添加した保存液の中で胚を平衡させてから、〔A〕を用いて〔B〕に冷却し、その後液体窒素中に保存する。このほかに、微量な保存液と胚を直接液体窒素に漬ける〔C〕がある。

 

1.Aプログラムフリーザー B急速 Cガラス化保存法

2.Aプログラムフリーザー B緩慢 Cガラス化保存法

3.Aプログラムフリーザー B緩慢 Cステップワイズ法

4.Aディープフリーザー  B緩慢 Cダイレクト法

5.Aディープフリーザー  B急速 Cダイレクト法

 

正答

2

畜産職過去問解説22-2020年度No.21

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農林水産省畜産系技術職員の採用について:農林水産省

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No.21 哺乳動物の受精に関する記述ア、イ、ウの正誤の組合せとして正しいのはどれか。

 

ア.精子は、精管から射出部位に到達する間に受精能を獲得することで、卵子との接着・融合が可能となる。

イ.精子卵子が接着融合した後、卵子は、第二極体の放出を伴う減数分裂を再開する。

ウ.精子は、卵子に到達すると先体反応を起こし、透明帯を通過して胞胚腔に達する。

 

1.ア正、イ正、ウ正

2.ア正、イ正、ウ誤

3.ア正、イ誤、ウ正

4.ア誤、イ誤、ウ正

5.ア誤、イ正、ウ誤

 

 

正答

5

 

ア.精子射出部位から卵管膨大部に到達する間に受精能を獲得することで、卵子との接着、融合が可能となる。

イ.正答

ウ.精子卵子接近すると先体反応を起こし、透明帯を通過して囲卵腔に達する。

畜産職試験過去問解説21-2020年度No.20

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No.20 牛の着床・妊娠に関する記述ア、イ、ウの正誤の組合せとして正しいのはどれか。

ア.着床前の胚からインターフェロンτが分泌されることにより、卵巣での黄体の退行が阻止される。

イ.胎盤は、絨毛が子宮内膜の小丘に対応する部分のみ発達する散在性胎盤である。

ウ.子宮は、双角子宮であり、妊娠40日前後には胎膜は妊娠子宮角だけではなく非妊娠子宮角まで発達する。

 

1.ア正、イ正、ウ正

2.ア正、イ正、ウ誤

3.ア正、イ誤、ウ正

4.ア誤、イ誤、ウ正

5.ア誤、イ正、ウ誤

 

 

正答

3

 

ア.正答

イ.胎盤は羊膜に小さな胎盤が分布する叢毛性多胎盤(なんて読むんだろか...)である。

ウ.正答

畜産職試験過去問解説20-2020年度No.19

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No.19 牛の胚移植技術に関する記述として正しいのはどれか。

 

1.過剰排卵処理方法は、妊馬血清性腺刺激ホルモン(PMSG.eCG)の漸減投与法だけでなく、水酸化アルミニウムゲルを溶媒にした1回投与法も利用されている。

2.子宮内から回収した胚は、回収後は洗浄せずになるべく早く凍結又は移植することが推奨されている。

3.子宮頚管を経由して非外科的に胚を移植する方法では、移植による膣内細菌の子宮内への持ち込みを防止するために、移植器に外筒をかぶせて移植する。

4.受胚牛の発情発現時期が供胚牛と前後3日以内の違いであれば、受胎率に差はない。

5.牛では体内受精胚の移植頭数が順調に増加しており、年間約30万頭以上の受胚牛に移植されている。

 

 

正答

3

 

1.過剰排卵処理方法は、FSHを用いた漸減投与法だけでなく、水酸化アルミニウムゲルを溶媒にした1回投与法も利用されている。

2.子宮から回収した胚は、清浄な溶液での10回以上の洗浄を推奨している。

3.正答

4.受胎牛の発情発現時期が供胚牛と前後1日の違いで受胎率が高くなる。

5.牛では体内受精胚の移植頭数が順調に増加しており、年間50万頭(2012)の受胚牛に移植されている。{日本では約8万頭(2015)}。

畜産職試験過去問解説19-2020年度No.18

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農林水産省畜産系技術職員の採用について:農林水産省

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No.18 牛の妊娠診断法に関する記述として正しいものはどれか。

 

ア.直腸検査による妊娠診断法の1つに胎子スリップ法があり、授精後約35-40日に胎子を子宮ごとつまむようにして触知する。

イ.プロジェステロン測定法による妊娠診断は、授精後21~24日に主に全入を検体に用いて行う。また、全入での測定値においては10ng/mL以下を陽性と判断する。

ウ.妊娠85日以降の直腸検査による妊娠診断法の1つに子宮動脈の肥大と振動で確認する方法があり、特に5-7か月の子宮全体が腹腔内に沈んでしまう時期に有効な方法である。

エ.超音波診断装置を用いた妊娠診断法は、早期妊娠診断に有効なだけではなく、妊娠60日前後において胎子の姓判別も可能である。

 

1.ア、イ

2.ア、ウ

3.イ、ウ

4.イ、エ

5.ウ、エ

 

 

正答

ウ、エ

 

ア.直腸検査による妊娠診断法の1つに胎膜スリップ法があり、授精後約35-40日に胎子を子宮ごとつまむようにして触知する。

イ.プロジェステロン測定法による妊娠診断は授精後21-40日の乳汁あるいは血液中のプロジェステロン濃度を測定、1ng/mL以上を陽性と判断する。

ウ.正答

エ.正答