畜産職試験過去問解説35-2020年度No.34

過去問は

農林水産省畜産系技術職員の採用について:農林水産省

https://www.maff.go.jp/j/joinus/recruit/2tikusan/index.html

から入手できます。

 

上記の過去問の解説を書いていきますが、あくまでも個人の勉強用に作成したものなので、誤記については責任を負いかねます。また、記載に問題があった場合には記事を削除することもございます。ご承知おきください。

 

No.34 牧草に関する記述として正しいのはどれか。

 

1.チモシーは、冷涼地域において栽培され、刈取後の再生は旺盛であるものの、出穂後の品質低下が急激で刈取適期の幅が狭い。

2.オーチャードグラスは、1年生の牧草で、耐寒性は弱いが、短期間での多収が可能であり、水田裏作でも利用される。

3.フェストロリウムは高栄養価で収量性に優れたロリウム属と、環境ストレス耐性と永続性に優れたフェスク属が掛け合わされたものである。

4.ギニアグラスは、暖地型多年生牧草であるが、耐寒性、耐霜性も強く越冬するため、沖縄県以外でも放牧用の永年草として利用される。

5.アルファルファは、永年性のマメ科牧草で、タンパク質含量が高く飼料価値は非常に高いものの、耐寒性が弱いため、北海道では栽培に適さない。

 

 

正答

 

1.チモシーは冷涼地域において栽培され、刈取後の再生が遅いが、出穂後の品質低下が緩やかで刈取適期の幅が広い

2.オーチャードグラスは多年性の牧草で耐寒性は弱い。

3.正答

4.ギニアグラスは暖地型多年生牧草であるが、耐寒性が弱く、沖縄県以外では一年生として利用される。

5.アルファルファは永年生のマメ科牧草で、タンパク質含量が高く飼料価値が非常に高く耐寒性も高いため、北海道でも栽培できる